Glossary
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VR(Volume Rendering)
VR(Volume Rendering)とは、ボリュームデータを構成する一つ一つのボクセルが持つ値の情報に、閾値、不透明度(オパシティ)、色、明るさの各要素を設定することで表示される立体画像のことをいいます。ここではCT値を利用したVRの作成について説明します。VRの特長は、複数のCT値の情報を一度に表示できることです。組織によってCT値にはおおよその目安があり、空気と脂肪組織と軟部組織、あるいは軟部組織と造影剤と骨といったように複数のCT値に異なる色や明るさを設定することでそれぞれを同時に表示
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VE(Virtual Endoscopy)
VE(Virtual Endoscopy:仮想内視鏡)とは、対象の臓器の中に視点をおいた透視投影画像を用いて、疑似的に内視鏡のように対象臓器を観察する表示方法です。大腸内視鏡画像のかわりにCT画像を用いて大腸内部を観察したり、実際の内視鏡が通過しないような閉塞部位や、血管内部など、体内の様々な部位に視点をおいて観察することが可能です。気管や腸管ではボリュームレンダリングの特性をいかして、管の内部から壁を透かせて、血管の走行や骨など位置を確認することも可能です。視野角を切り替えて任意の広角で表示す
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Axial
横断面(Axial:アキシャル)。身体と水平な断面のことを指し、水平断、軸位断とも呼ばれます。画像の上下方向は腹背方向を表し、左右方向は左右方向を表しています。 CTで主に撮影される断面はAxial断面です。Axial断面は、観察したいターゲットの形態が明確になるよう意識し、Sagittal断面、 Coronal断面を参照しながら作成します。Axial断面のみでは把握のしづらい、血管や臓器などの位置関係や形状等は、Sagittal断面, Coronal断面を適宜参照することでより多くの情報が得ら
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Sagittal
矢状面(Sagittal:サジタル)。身体を左右に分ける断面です。画像の上下方向は頭尾方向を表し、左右方向は腹背方向を表します。 Sagittal断面は、観察したいターゲットの形態が明確になるよう意識し、Axial断面、 Coronal断面を参照しながら作成します。Sagittal断面のみでは把握のしづらい、血管や臓器などの位置関係や形状等は、Axial断面, Coronal断面を適宜参照することでより多くの情報が得られ、目的の臓器の形状や病変の拡がりなどの把握に役立ちます。
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Coronal
冠状面(Coronal:コロナル)。身体の前側(腹部側)と後側(背側)に分ける断面。画像の上下方向は頭尾方向を表し、左右方向は左右方向を表します。 Coronal断面は、観察したいターゲットの形態が明確になるよう意識し、Axial断面、Sagittal断面を参照しながら作成します。Coronal断面のみでは把握のしづらい、血管や臓器などの位置関係や形状等は、Axial断面, Sagittal断面を適宜参照することでより多くの情報が得られ、目的の臓器の形状や病変の拡がりなどの把握に役立ちます。
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ROI
関心領域(region of interest) 画像の中で認識処理を適用したい部分、特定の範囲のことです。 TIPS REVORASやZiostation2では、円形ROI・楕円形ROI・多角形ROIが使用可能です。
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VOI
関心領域(Volume of Interes) 画像の中で認識処理を適用したい範囲、特定の領域のことです。 ROIとほぼ同義であり、3次元的な(z軸方向も含めた)範囲や領域のことを指します。 TIPS REVORASやZiostation2では、球形のVOIが使用可能です。
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ピクセル(pixel)
デジタル画像の色の情報を持つ最小単位です。 「画素」と同じ意味で使用されます。ピクセル数(画素数)が多いと画像はより詳細に表現されますが、データ量も大きくなります。 ピクセル数が1インチ当たりにどのくらい含まれるかを「解像度」といいます。また、要素の値をピクセル値といいます。
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