脳神経外科での実際

緊急時の3D CTA


緊急時にVersaWebは非常に有効だという

鈴鹿中央総合病院では、くも膜下出血など緊急手術の多い脳神経外科で最も多くVersaWebが活用されていると聞く。なかでも、実際の画像作成までご自身で手がけられている三浦医師に、脳神経外科での具体的な活用についてお話しいただいた。

「くも膜下出血急性期の動脈瘤に対し緊急で3D CTAを撮影して診断するということがよくありますが、今までだとCT室まで来て、そこのワークステーションで3D画像を作らないといけませんでした。それが今では、病棟やICUなどのPCですぐに画像を作成出来るのでいいですね。とにかく緊急時は人がいないですし、患者さんのそばを離れられないので、ワークステーションのある部屋と病棟や手術室を行き来するのは難しいんです。それが今では、どこでも簡便に画像の処理ができるのでそこがいいかなと思っています」

VersaWeb上で確認だけでなく自身で画像処理まで行っている理由について、三浦医師は次のように語る。

「これは僕ら脳神経外科に特有かも知れないですけれど、動脈瘤、血管奇形などの手術の際、患者さんの体位や頭位の角度によっても構造の見え方が全く違うので、技師さんに決まった方向で画像を作ってもらうより、自分たちで作ったほうが理解しやすいんです。それが緊急時でも病棟や手術場ですぐに出来るのがいいですね。作成は5分か10分あればできてしまいますし、緊急時ですから一人でやらなければならない事が膨大なんですね。また、患者さんの家族に説明する時も3D画像があると角度を変えながら説明できるし、VersaWebはすごく有用です。どこでもザイオステーションが使えればいいですが、CT室まで来て処理しないといけないでしょう?それに比べたらずっといいですね。逆を言えば、定期の手術なら時間をかけて皆で検討する時間があるので、VersaWebはそんなに使わないかもしれません。やはり、緊急時に非常に有用だと思いますね」

三浦医師はこう続ける。

「くも膜下出血急性期に対しては、今までだと血管造影撮影をして診断をしていましたが、発症から6時間以内に血管撮影をすると再破裂する率が5%近くあると言われています。そこで現在、当院の方針は、破裂動脈瘤急性期の診断は基本的に3DCTAで行っています。3DCTAでも3D RAで得られるような画像とほとんど同じような画像ができますし、3DRAでは得られない骨の情報も得られるので非常に便利ですね」
三浦 洋一 医師
「脳外科の手術は、ちょっと角度が違うだけで全然違うものになるので、手術中に回転した画像をみられるのも良いと思いますね。 なにより、一番大事なのは、どこにいても気軽に使えることです。 これは本当に重要だと思います」

脳神経外科 三浦 洋一 医師

(※ 画面イメージ:3D解析(Ziostation2 VGRクライアント)

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鈴鹿中央総合病院

〒515-8630
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診療科
23科
病床数
460床(一般)
URL
http://www.miekosei.or.jp/
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