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心臓画像クリニック飯田橋(Cardiovascular Imaging Clinic:CVIC)

病院紹介

心臓画像クリニック飯田橋

心臓画像クリニック飯田橋(CVIC)は国内初の心臓CT/MRIの画像診断に特化したイメージングセンターとして2009年11月に開設された。同クリニックでは64列マルチスライスCT、1.5テスラMRI、超音波診断装置を用いた心臓画像診断を行っている。予防診断にも力を入れており、心臓ドックや脳ドックのコースも用意している。

「一人でも多くの患者様に、最新、最良の心臓画像診断を届けたい」

心臓画像クリニック(CVIC)飯田橋の院長である寺島 正浩医師(循環器内科専門医)は画像診断領域では世界トップクラスの米国スタンフォード大学で7年半におよび心臓画像診断に関する研究に従事。研究成果を日本の医療に還元し心臓画像診断の問題点を解決したいと考え、心臓CTと心臓MRIの撮影・画像解析・再構築に特化したクリニックを設立した。 寺島医師は次のように語る。

「近年の画像診断技術の進歩は驚異的なもので、これまで取得できなかった生体情報を、非侵襲的に高速・高精度に取得できるようになり、診断能も著しく向上しました。コンピュータグラフィックス技術の進歩が高精度・高速解析を可能にし、診断精度の向上に大きく貢献しています。しかしながら、これらの情報は医療現場の末端に至るまで十分に有効活用されているとは言いがたく、さらに改善すべき領域は数多いと考えられます。非侵襲的心血管画像診断はまだまだ足りていないのが現在の日本の実情です」
心臓画像クリニック飯田橋 院長 寺島 正浩 医師
「当クリニックは日本初の、世界でも珍しい、心臓CTと心臓MRIの撮影・画像解析に特化したクリニックです。放射線科医、循環器内科医の協力を得ながら、一人でも多くの患者様に、医療従事者に、最新の、最良の心臓画像診断を提供するために全力を尽くしたいと考えています」
心臓画像クリニック飯田橋
院長 寺島 正浩 医師

最新の画像診断・画像解析のために3D医用画像処理ワークステーションは必需品

心臓画像クリニック飯田橋では高度画像診断装置を持たないクリニックからの紹介患者様だけでなく、専門医による質の高い心臓画像診断・解析を求める大学病院や総合病院からも検査依頼がある。同クリニックではCT、MRI装置で撮影した画像をザイオソフト社製3D医用画像処理ワークステーション「Ziostation」を用いて画像処理、解析を行う。解析には心臓に特化した解析アプリケーションのMR冠動脈解析、MR心機能解析2、CT冠動脈解析2、CT心機能解析2などを用いた機能評価を行っている。

診断部長・診療放射線技師の小山 望氏は次のように語る。

「可能な限り、依頼医または患者様のニーズに合わせた画像診断を提供することを心がけています。冠動脈CT検査は当日でも受け入れが可能です。依頼医からの要望があれば患者様に実際の解析した画像を用いて検査結果を説明し、所見を持って依頼医のところへ戻って頂くこともできるようにしています。また、検査結果によってはそのまま病院へ戻って緊急入院ということもあります。心臓画像診断は膨大な画像データをいかに迅速に処理するかが課題となりますが、Ziostationの心臓解析アプリケーションはCT、MRIともに簡便な操作で迅速に解析を行えるため、Ziostationを導入しました。当院では4台のZiostationを用いて、検査終了後速やかに画像処理、画像解析ができる体制づくりをしています」

依頼医または患者様のニーズに合わせた画像診断を提供するためには日々のトレーニングは欠かせない。

診断部長・診療放射線技師 小山 望氏 実際の診察風景

解析ソフトウェアで実現する高度な画像診断

CVICでは低侵襲なMRIを用いた心臓検査や血管造影のCT検査などを行っている。いずれの検査でも画像作成、高度な解析を行い、解析結果を元に画像診断を行っている。 CT冠動脈解析2では冠動脈の自動抽出精度が上がり、血管の修正が最小限となったので、修正などに費やす時間が軽減された。3D解析においても臓器の自動抽出や自動骨除去などの精度が上がったことで3D画像の作成時間が短くなっている。MR冠動脈解析では簡便に冠動脈を抽出させCPR・ストレートCPRを作成することが可能である。末梢冠動脈の描出も可能であり、MRIでの診断の幅を広げている。

心臓画像診断の展望と課題

「CTやMRI装置を利用した心臓画像診断は、装置の国内出荷台数のわりに様々な理由-忙しすぎる臨床現場、低い診療報酬など―で患者さんのために十分活用が出来ていないと考えています。CVICでは画像再構成をクリニックとは別に、画像解析専任のスタッフが画像解析を行う『3Dラボ』を構築しました。3Dラボでは専任者が検査と同時進行で画像解析を行います。従来、混み合っていて予約が取りづらい高度な心臓画像解析の検査を1週間以内に予約受診でき、24時間以内に検査結果を返却出来るような仕組みづくりを目指しています。もちろん、ご希望があればDICOMデータの返送も可能ですので、紹介元の先生にデータを見ていただくことも可能です。検査プロトコル, 解析方法・手技、レポート作成などを常に改善を加えながら使用する事で、短時間で効率の良い心臓画像診断を行うシステムを運営していきたいと考えています」
心臓画像クリニック飯田橋
診断部長・診療放射線技師 小山 望氏

実際の症例紹介

CVICではCT、MRI、超音波を使用した総合的な画像診断を行っている。目的に合った検査を組み合わせることで、より正確な高度な画像診断が可能となっている。

LAD高度狭窄症例

CT、MRI共にLAD#7、#9に高度狭窄を認める症例。MRIにおいても、末梢冠動脈までの描出が可能である。
CPR像でもCT,MRIともにLAD#7,#9に高度狭窄を認める。

心臓腫瘍の一例

右心系内の巨大な腫瘍はMRIにおいて大きさ、形態、他臓器への浸潤について詳細に観察できる。腫瘍がRCAを巻き込んでいる様子もSA、4chamberから診断が可能。※画像をクリックすると動画が確認できます
心臓超音波では腫瘍のため三尖弁輪の狭小化が観察される。
CWで2.1m/sのTS様血流を記録。CVICではMRI, 心臓超音波のそれぞれの利点を生かし迅速で正確な診断を行っている。

取材日:2010年7月15日

心臓画像クリニック飯田橋
(Cardiovascular Imaging Clinic:CVIC)

〒162-0814
東京都新宿区新小川町1-14 飯田橋リープレックス・ビズ1F

診療科
循環器内科・放射線科
URL
http://www.cviclinic.com/

心臓特化型画像診断センター

聖マリアンナ医科大学病院

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