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ザイオソフトの製品づくり

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Ziosoft インサイド座談会

ザイオソフトは、ソフトウェアを開発することが事業の柱だが、社内にはそのソフトウェアを「社会に届ける」ためのさまざまな部署・人材が存在する。開発の部署はもちろん、品質保証、マーケティングといった各部署の社員に、日々どのように製品づくりに向き合い、どのように社内が連携しているのかなど、そのリアルな声を聞いた。

  • 製品開発部
    アプリケーショングループ

    Software Engineer
    (以下SWE-A)

    アプリケーショングループのチームマネージャー。ザイオソフト一筋で、そのキャリアは20年。長年エンジニアとしてソフトウェアの開発に携わり、革新的な数々の製品を世に送り出す。

  • 製品開発部
    アルゴリズムグループ

    Software Engineer
    (以下SWE-B)

    アルゴリズムグループのマネージャー。社会に役立つ製品を開発して世に出したいという想いから、ザイオソフトに転職。グループ内のマネジメント業務を中心に、AIに教えるための教師データをつくるチームの立ち上げなども行う。

  • 製品技術部
    QAグループ

    QA Engineer
    (以下QA)

    QAグループのアシスタントマネージャー。開発した製品の評価業務を行う。バグ報告のような一般的な評価業務だけでなく、コンセプトやUIデザインを決める段階から開発に参加し、建設的な提案も行う。ユーザビリティを担当した前職経験からUIデザインチームにも所属している。

  • マーケティング部
    マーケットディベロップメントⅡ

    Marketer
    (以下MA)

    マーケットディベロップメントⅡのマネージャー。当社製品になじみのない新たな領域に対しても製品のベネフィットを知ってもらい、販路開拓につなげることをミッションとする。ユーザーに近い立場から、今後の製品開発に役立つシーズを集める役割も担う。

Theme 1

社員が考える“ザイオソフトの強み”
とは?

SWE-A

まずは開発の立場からお話しさせていただくと、ザイオソフトの製品は自社開発という部分でいくつか強みがあると思っています。一つは、画像描画エンジンやセグメンテーションといったAI技術など、各種内部処理の技術を自社開発しているので、その技術を使用して開発できる面が大きな強みです。加えて、新しい機能が欲しいといった時にその開発に最適な人が社内にいるので、最適な人材が最適な方法で開発を行うことができます。
また、“自社開発できる強み”を生み出す“開発力のある人材”も揃っていると思います。将来需要が増えそうな製品を考えることができる人材、製品を実現するために必要なセグメンテーションなど自動処理技術を開発できる人材、既存のプラットフォームを活用して新たな機能を実装させることができる人材など、幅広い人材が社内にいるから他社がまだ製品化できていないようなモノも市場に出せているのだと思います。

SWE-B

その開発力を存分に発揮させてくれる社内環境も整っていますよね。ハイスペックマシーンを使うのにわざわざ申請が必要、みたいな面倒なことはありませんし。

SWE-A

社長がもともとエンジニアだったこともあって、会社の文化として開発に必要なモノを惜しむことはないですね。エンジニアにはとても働きやすい環境です。

MA

今の開発力という話にも関わってくることだと思いますが、全社的に“新しいことにチャレンジする”ことを認めてくれる文化がありますよね。誰かが「こういうことをやりたいです」と提案すると、会社としてそれをやろうと決めれば、部署関係なく皆さん協力してくれます。だからこそ、これまでにはない革新的な製品を世に出し続けられるのではないでしょうか。

SWE-B

確かに協力するという姿勢はどの部署にもありますね。別に自分がアサインされたプロジェクトじゃなくても、気になること、協力できることには積極的に関わっていく人ばかりですから。

SWE-A

個人的には自由度が高い会社って思うんだけど、みんなはどう思います?

QA

そうですね、私の部署の業務でも自由度は高いですね。

MA

私の部署でも同じです。

SWE-A

なので、積極的に提案ができたり、仕事のやり方などを含め自主的に考え業務に取り組む人がザイオソフトには向いているんじゃないかと思いますね。

QA

私が個人的に思うこととしては、社長や上司の方たちが誰よりもお客様のことを考えているのも強みなんじゃないかと。常にお客様や市場のことを学んでいますし、そうした姿勢も見習わないといけないところだと思います。私たち社員のことも大切に考えてくれるので、社員の働く意欲も高いですね。

Theme 2

社内での“共創”はどう行われている?

MA

全社的に見ると毎日のように部署間で頻繁にやり取りがあるわけではありませんが、何かプロジェクトがスタートすると各部署で担当者がアサインされ、チームとして積極的にコミュニケーションが図られます。大きな意味での共創はこうしたケースがほとんどでしょう。

QA

私たちQAグループはプロジェクトのどのフェーズにおいても各部署と常にやり取りが行われる部署なので、連携する頻度は多いと思います。

MA

私たちマーケティング部門のメンバーは、社内でもっともユーザーに近い立場にあるので、製品に対する評価や要望などを逐一報告し社内で共有しています。そしてさまざまな要望を精査し、その要望に応えるアプリケーションや機能が必要だという判断になれば、開発部門に相談をしてそこから共創がスタートします。

SWE-B

実際、現在進行中でマーケティング部から開発をお願いされていることがあります。まだまだ初期段階ではありますが…。

MA

いろいろ相談に乗ってもらって助かってます!

SWE-B

そうしたマーケティング部門を起点とした共創が始まることもあれば、開発部門同士であったり、QAにお願いするケースも頻繁にあります。さらにコロナ禍によってリモートワーク中心のワークスタイルになり、より社内全体の情報共有が進んだと思いますね。社内ではBasecampという全社で使えるコミュニケーションツールを活用していて、むしろコロナ禍以前よりも部署の垣根を越えた横断的なコミュニケーションが頻繁に図られるようになったと思います。

SWE-A

リモートワークの環境も整っていて、子育てしながらでも働ける“働きやすさ”を実感できる会社だよね。

SWE-B

同感ですね。

QA

最近の新たな共創の試みとしては、「REVORAS」の開発からUIデザインチームが立ち上がり、スタートの段階から開発に加わることになりました。私はそのメンバーで、ユーザビリティの視点から意見交換や提案をさせていただきました。結果的にユーザーが目にするUIというゴールを最初に描いてから開発が進められたので、開発途中でブレることなく効率性も高まり、新たな成功体験となりました。実際「REVORAS」は、2022年にグッドデザイン賞を受賞することができ、対外的な評価も高かったと思います。

SWE-B

新しいチームが加わり、開発のプロセスも変わると上手くいかないことが多いけど、UIデザインチームの立ち上げは今後の開発にも良い影響を与えるチャレンジでしたね。

SWE-A

当然開発のスケジュールはあるものの、受託開発ではないので、無理やりスケジュールに合わせて中途半端なモノを詰め込むみたいな開発をしなくてもいい。そうした前提が開発プロセスの変更というチャレンジを可能にするんですね。

Theme 3

ザイオソフトの製品を世に出す“意義”とは?

MA

私は臨床の先生方とお話しする機会が多いので、ザイオソフトの製品が医療の現場や患者さんのために役立っていると実感することが多々あります。例えば、これまでは特別な技術を使ったり長い時間をかけて3D画像化していたのが、ザイオソフトの製品によって簡単な操作で、より低侵襲で3D画像化できるようになりました。短時間で効率良く画像評価をし、術前計画を立てられるようになったのは、その製品に関わる者として大きな喜びを感じますね。

QA

その意見にとても近い想いを私も持っています。私たちの製品は医師や技師の方が主に使うものなので、その製品を使うことで診断や治療に役立ち、医療の現場の負担が少しでも減って、その分、先生方が患者さんと向き合える時間を作れるといいな、そのお役に立ちたいなと思っています。なので、普段の業務で困難に直面することがあってもその想いで乗り切ることができますね。

SWE-B

私はもともと世に出る製品を開発したくてこの会社に来ました。そして、製品がお客様の役に立つことで、さらにやりがいや喜びを感じるようになりました。こんなに充足感を得られるエンジニアはそういないでしょうね。

SWE-A

私もモノづくりをしたくてエンジニアになったけど、お客様に「便利になった」とか「使いやすい」と評価してもらえることは、今でも一番の喜びなんですよ。

SWE-B

あとは、今マネージャーという立場もあって、自分のことだけでなくグループ内のメンバーに気持ち良く働いてほしいと思うようになりました。働きやすい環境を整えたり人を育てることはザイオソフトの成長につながり、結果として医療の現場やその先の患者の皆さん方々の役立つことになるでしょうから。

SWE-A

私たちは革新的な製品を世に出していくことを目指しています。そこに大きな意義があると思うんですね。ただ、それは決して簡単なことではありません。これまで世の中になかったような、まったく新しいモノを開発する時って、ある程度の仮定のもと自分たちで機能の「いる」「いらない」の判断をしなくちゃいけないんです。だから、製品化されて実際に使ってもらうまでは不安もつきまといます。その分、評価が高かった時には安堵の気持ちと同時に、大きな喜びを感じますね。

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